2024.05.25
走りすぎメロス
心震えることがありまして。
古くからの友にマラソンランナーがおりましてね。 といっても、もともとランナーだった訳ではないのですが、当時からストイックな面がありましたから、貪欲に自分との戦いの場を求め続けた友が、ランナーになるのは必然だったといいますか・・・。
仲間内で酒を飲む機会があり、そのランナーも同席したのですがね。
それなりの年齢にもなると、消化しきれない複雑な悩みなんかも当然ある訳でしてね。
しんみり酒を飲むようなメンバーではなかったはずなんですけど・・・。
互いにこぼしながら、粛々と酒を飲み、会を終えたのですよ。
そんな酒の席の記憶もおぼろげになった、ある日の早朝。
ポストを確認すると、一冊の本が。
もしやと思い連絡してみると、
「だいぶ困ってるみたいだったしね。お前に読んで欲しかったんだ。」
「ランニングのついでにポストにポンしといた。」
・・・平日の早朝に!?あんたこれから仕事行くんでしょ!!? ・・・(((;゚Д゚)))ココロガクブル ・・・ありがとうよ涙
感謝の極み。この本は読まずに神棚の傍らに祀らせていただきます。
優しさに刺激され、溢れる情熱を抑えきれずに走り出したその刹那。
肉離れを起こして2週間近くまともに歩けなかったのは、また別の話で。
『悩み苦しむ友を思い、走って本を届けた漢がいたんですよ。
なぁ~にぃ~!?やっちまったなぁ!?
俺なら迷わずAma●n・・・友の心が台無しだよぉ~』
モノづくりとともにあらんことを
May the monozukuri be with you